文字のエンコードについての調査
概要
スキン標準化プロジェクトの対象としているブラウザはIEコンポーネントを利用しているわけですが、このIEコンポーネントにおいては文字コードがスレッドの表示に大きな影響を与えることになります。
ブラウザごとの文字コード
ブラウザが用いる文字コードは、Shift_JISとUnicodeの二つです。
- Unicode を用いているもの
- かちゅ、ゾヌ2、OJane、twin、Acty
- Shift_JIS を用いているもの
- ABone、ギコ、Live
スキンへの影響
文字コードが異なることによりスキンに与える影響には、次の二つがあります。
- 外部のCSSやJavascriptのファイルの読込
- スレッド本文の行間
外部ファイルの読込
HTMLにおいて、スタイルシートやJavascriptは、それぞれ link要素や script要素によって呼び出すことができます。このように呼び出す場合において、プロパティとして文字コードを省略したときは、外部ファイルも本文のHTMLの文字コードに準じて解釈されます。そのため、Windowsで通常用いられているShift_JISを用いて作成されたファイルがUnicodeで解釈されるといった事態も生じてしまいます。
不適切な文字コードで読み込まれるとスクリプトに不具合が生じることがありますので、適切な文字コードを指定する必要があります。
例:Shift_JISのファイルを読み込む場合
- <link rel="stylesheet" type="text/css" charset="Shift_JIS" href="<SKINPATH/>sample.css">
- <script type="text/javascript" charset="Shift_JIS" src="<SKINPATH/>sample.js">
スレッド本文の行間
スレッド本文の行間は、ほんのわずか(一行あたり1/10ほど)ですが、Unicodeのほうが行間が狭くなっています。このような僅かな差ですから、見た目の影響はほとんどありませんが、ごく稀に影響が生じることがありますので、スタイルシートにおいてline-heightを指定しておくといいかもしれません。
調査結果
(画面上での微妙なズレを示す画像を用意する予定です)